かりがね吟社 genericcialisonlinestore.com
かりがね吟社は、狩江の俳句結社です。
狩江に俳句の灯がともったのは大正時代。文学を志す有志によって始められました。
時代の変遷を経ながら、昭和52年に故武山蛍雪師らの尽力により再編され以来
現在に至っています。今の会員は10名。狩江の俳句の灯を燃やし続けるために
頑張っています。
2013年 10月句会
特選句
<当季雑詠>
打ち込みし鍬をよけたるちちろ虫 濁水
秋雨や一人暮らしを閉じ込めて 濁水
木犀の匂いに気付かず街の人 木苺
晩学の炬燵恋しき夜となりぬ 深雪
秋風鈴おろせば広き今日の空 海童
菊の戸に走り書きしてバスに乗る 大崎
<課題句>
虫の音一つにホ句の手を止めし 深雪
虫しぐれ海路七坂七曲 海童
生きるため我が菜園に来たる虫 大崎
最多得点句
帰り来ぬ猫に夜寒の灯を残す 深雪