このシリーズは「いかに狩浜の魅力を堪能していただけるか?」を目的として、あえてdeepな、地元の人しか知らないような(あるいは知らないかも)事に焦点をあてて、みなさまの狩浜散策の手助けをしようとするものです。よって、個人的な思いのシリーズですがご容赦を。不定期で皆様にお届けいたします。どうぞお楽しみください。
さて、今回のdeepなものとは・・・?こちら↓

段畑と段畑の間にある小さな階段のような・・道?いや、道にしては小さいし狭いし、歩けるの?危なっかしいよ!そう思われることでしょう。実はこれ、「コミチ」、あるいは「カッテミチ」とよばれる通路なのです。畑を行き交い、物を運ぶための通路として利用されています。また多くはここに水路を作り、雨水を排水する機能を持たせています。現在では段畑に農道が整備され、ミカンなどの収穫物は軽トラックなどに積まれて運搬されていますが、かつてはここを毎日何度も上がり降りしていました!重労働だったんです!ひとつひとつが個性を持っているのもdeepなところ。曲がりくねったり、トンネルみたいな所、ちょこんちょこんと飛ばしていってるもの、いろいろな形をしています。このように段畑を網の目のように走る景観はマニアック!段畑を散策の際はぜひ、このコミチや空間をつなぐ個性豊かな建造物に注目してください。どんな形に出会えるかな~?探してみてね!
参考 かつては年に2回、「ミチツクリ」という共同作業があり(現在でもおこなわれていますが、主に農道周辺の作業になりました)、これらのコミチは地区の人たちによって整備修復されてきました。すばらしい!