新春句会を開きました

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1月27日(月)『かりがね吟社』の新春句会を、新年会を兼ねて行いました。
大崎康代先生を囲んで美味しく、楽しく、賑やかに行いました。
美味しさは、『鮟鱇鍋』『釣りだての小鰺の刺身』『大根ぶき』等々
 さて、句会は

 <1月句会>
   (当季雑詠 特選句)
 七草や一つ長生きどっこらしょ    濁水
 晦の軒庇より童っ子         海童
 初参り嬰児も背に大般若       海童
 あれこれと持たせて返す二日かな   百合子
 元旦の穏やかなりし海や山      木苺
 拝みて余る倖せ初日かな       大崎
◎着ぶくれて聞こえぬ振りをしてをりぬ 博子
    (当季雑詠 最高得点句)
 寒柝の二つ鳴りては遠ざかり      海童

  (課題句『正月』『初日』『雑煮』『福寿草』『屠蘇』特選句)
 下戸上戸同じ器で屠蘇を飲み     濁水
 屠蘇供ふ一番若き夫にかな      大崎
   (課題句 最高得点句)
 ぬくぬくと雑煮出来たり老二人    橘里

   (席題句『熱燗』特選句)
◎熱燗や厨へ男出入りして       大崎
 熱燗やのぼせるほどに学習す     海童

  (席題句『熱燗』 秀句)
 句作りに熱燗のさめ早かりし     大崎
 大きめのトックリ選び飲む熱燗    濁水
 熱燗で鍋囲みたる兄は逝く      橘里
 さあさあと熱燗飲んで句を詠めと   大崎
 熱燗や陶土の器褒めて飲む      橘里
 熱燗に頬赤々とえびす顔       木苺
 熱燗や夜の更けるごと濁声に     海童
 手酌酒熱燗ちびりちびり飲み     濁水
 熱燗にやや酩酊の名士かな      海童
 熱燗に無口な夫も多弁なり      木苺
 熱燗を題材にしてより句座黙し    大崎
 仲間呼び熱燗で鍋囲みたり      橘里
 熱燗や下戸の建てたる蔵はなし    海童
 熱燗や下戸の妻にも少しだけ     木苺
 心地よき湯加減ほどの酒を飲み    濁水
 夜更けても熱燗にして気分飲む    木苺
 熱燗をしばらく含み飲みし夫     深雪
 熱燗のつまみ刺身とお酢のもの    大崎
 句会終えたる熱燗の待ってをり    深雪 medicinechaser.com

 2月投句締め切りは  2月10日
 投句先  797-0113
      愛媛県西予市明浜町狩浜 原田義徳
      fax 0894-65-1656